1万円で揃える電気系学生におすすめの工具10選
6年間もの高専生活を振り返って,本当に必要だった工具を1万円の予算から10個ご紹介します.
1.ニッパ(2000円)
恐らく一番使うのがこれ.電子部品の足や電線,インシュロックの切断に大活躍.リードストッパー付きのニッパーだと,切断したあとの小さい線が飛んでいかず,後片付けが非常に楽です.
リードストッパーが活躍する様子は以下の動画をご覧ください.
切った物が飛ばない=ステンレスニッパ(リードストッパー付)【SP-31】 - YouTube
2.はんだこて(4000円)
百均でも半田ごてを売っているそうですが,絶対に駄目です.初めてならなおさら,出力が高く,温調機能がついているこてを選んだほうが良いです.なぜなら,はんだ付け時のはんだのつきやすさが段違いだから.
このgootのPX338は85Wの消費電力を有し,十分です.
3.プラスドライバその1(600円)
基板上の部品の調整や端子を締めたり,電気の世界でも意外に使うことが多いプラスドライバ.ドライバ(ねじ)のプラスの部分のサイズは小さい順からNo.00,No.0,No.1,No.2...とあります.小さいねじ用にはNo.0とNo.1とを持っていたらOK(本当は調整ドライバという電子部品用の特殊なドライバのほうがいいのですが).
4.プラスドライバその2(700円)
一方,電動機の端子なんかに使われるねじは少し大きく,No.2のドライバが適合することが多いです.ここでは先ほどとは違って,グリップの大きい,より力を入れることができるドライバがおすすめ.
アネックス(ANEX) スリットパワードライバー 貫通タイプ プラス2×100 No.7750
- 出版社/メーカー: 兼古製作所
- メディア: Tools & Hardware
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5.マイナスドライバ(300円)
プラスドライバに続き,マイナスドライバもラインナップ.正直,ねじを締めるという用途よりも,何かをこじる,隙間をつくるような用途に多々使いました.
6.マスキングテープ(100円)
工具ではないのですが,あえてラインナップ.測定作業中,電線を机に仮止めしたり,多数ある計器に何を測定しているのかを示したり.はたまた,はんだ付け中に電子部品を固定したりと,多くの場面であったら便利な一品.
7.ノック式マッキー(200円)
そしてこのマスキングテープに文字を書くためにマッキー.視認性が良い,赤色のノック式をおすすめします(キャップ式はキャップを無くす恐れがあるため).
そしてもう一つ,恐らく図面を基にはんだ付けを行うと思いますが,終了した配線,部品を区別することや,基板自体に文字を書き込みたいときにも重宝します(なので蛍光ペンやボールペンではダメなのです).
8.ピンセット(300円)
ようやく工具に復活.ちょこまかとした作業をするとき,何度もピンセットに助けられました.逆接などの変わったやつではなく,普通のピンセットでOK.
9.直尺(300円)
寸法を測るため.15cm長であれば正直なんでも良いです.
10.工具袋(1500円)
せっかく揃えた工具も,持ち運びができなければ意味がありません.まとめてどかっと入れるタイプよりも,こういう多くのポケットがあるほうが整理しやすく便利です.こんなかんじ.
TRUSCO(トラスコ) ツールロール 670X355 22ポケット TTR-670
- 出版社/メーカー: トラスコ中山(TRUSCO)
- メディア: Tools & Hardware
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いかがでしたでしょうか.このエントリでは最低限必要と思われる工具を取り上げてみました.
すべての商品はAmazon.co.jpで購入ができ,他にもヨドバシやモノタロウ,楽天など様々な場所で購入できると思います.
ここに紹介していない工具でも,この工具は僕にとって必須だった,これは使わなかったなどありましたら,是非コメントに残していただけると幸いです.
(4/2追記)続き